2019-01-01から1年間の記事一覧
池袋・立教大学のヒマラヤスギ 第13回マチノキッド学習会は『横井小楠』を取り上げました。 学習会でも取り上げてきたハンナ・アーレントのように、実践を重んじる点で、横井小楠の思想は、「実学」なのでした。 空回りする知識の理想でなく、現実の仕組みを…
隣町、公民館のミュージカル (11/9 updated) 第12回マチノキッド学習会も終えることができました。レギュラーとなりつつある4名の方々に参加していただきました。 前回に引き続き近世、江戸の人々の思想について学んできた学習会ですが、これまでに家康の…
江戸時代にタイムスリップ 第11回マチノキッド学習会、無事終わりました。 前回ブログに引き続き今回も江戸時代が舞台です。なぜこの時代に、「会読」が盛んに行われたのか、という問いは『江戸の読書会』の著者、前田勉先生の探求するものでした。以下、平…
学習会2日前の沖縄、海に潜る人気持ち良さそう… マチノキッド学習会 10回目を終了しました。 毎回、充実するにはするのですが… 実は、回を重ねるごとに、その度合いが増しつつあります。 テーマは毎回違いますが、ふとした折に過去の学習会のテーマが思い出…
永田町 地下鉄 6月7日、第9回マチノキッド学習会、無事終わりました 課題図書は、ハンナ・アーレント『全体主義の起源』 長編の歴史哲学書でした。 参加者それぞれで、部分ごとに読みましたが、バスケットマンの方にも参加して頂いて、分かりやすくなり、感…
イマヌエル・カント(1728-1804)第三批判書 を取り上げました。 同時代の、文学者、哲学者にはもちろんのこと、後世の哲学だけでなく、芸術を語る時にも、この人の文献が出典として頻出します。 彼の文献は難解と言われます。その難解さが、カントの人気の…
Basel University (3.29updated) こんにちは。 今回は、第7回マチノキッド学習会のテーマ図書、ハンナ・アーレントの論考集『政治の約束』(訳 高橋勇夫、ちくま学芸文庫、2018)を取り上げます。早速、引用します。 トクヴィルは「過去が未来に光明を投じ…
月一の学習会にて、今回取り上げさせていただいたテーマ図書は、『ピエール・ブルデュー(1930-2002)』(著 加藤晴久 藤原書店)です。 ブルデューはフランスの社会学者です。どんな方だったかと言うと、たとえば、とある命題があり、それが「寛容は美意識…
この著書は、志水速雄氏によって1994年に翻訳されました。英語版の『Human Condition』を基に翻訳されましたが、アレントの主題を的確に表したのは、もしかすると、母国語、ドイツ語版『VITA ACTIVA』だったのかもしれません。ラテン語で意味するところの『…