国民の良識は、常に、最良の軍勢である
ウィリアム・O・ダグラス 訳:奥平康弘
『基本的人権』1985
奥平康弘さんの翻訳を少し眺めました。
「基本的人権」ってなんだろう。
一ページ目からわかりやすかったので引用しました。
ペリクレスは言う。
行動の大きな障害となるのは、議論をすることではなくて、むしろ議論によって得られる行動の、準備のための知識を欠いていることにある。我々は行動を起こすに先立って、考えるという固有の力をもっているとともに、また行動するという力をも持っている。ところが多くの人は無知なるが故に勇敢である。しかし、じっくり考えた場合には、尻込みするのであるウィリアム・O・ダグラス 訳:奥平康弘
『同著』
議論は何も生まない、という話を聞いたことがある。だからまず行動しよう、というスローガンなどもたまに聞く。
上記では、議論が、行動の障壁となるとも書いている。
議論を経ない行動と、準備された行動と。
行動することの大事さでは、どちらも同じだ。
ただもし、考える習慣や知識のないままでは、
じっくり考えた場合には、結局、尻込みするそうだ。
そして、考えることが人間の権利のようだ。
勇敢でもろいより、考えて行動するほうが、人間ぽい