三鷹の病院で静養していた祖母が亡くなりました。小沼博子、享年92でした。
シャンソンや琴に親しんだ祖母だったので、病床では、生前歌っていた『愛の讃歌』などを、静かに流すなどしてエールを送りました。葬儀は教会式でした。
調布に引越しをしてきた10年ほど前から近くの教会へ通うことになり、日曜日と、確か、木曜日の週二日、教会へ行くのが楽しみのようでした。家から教会まで、僕の足で5,6分、おそらく祖母の足ではその倍くらいですが、ある日、その距離を歩くのが大変じゃないかと尋ねると、ぜんぜん平気よ。と、答えられていて、教会への楽しみの度合いも伝わるようでした。
今月6日に葬儀を終えて、牧師さん夫妻をはじめ懇意にしていただいた信者の方々と、身近な親族に囲まれて、無事、天に送り出しました。
クリスチャンの方が亡くなられた場合、神様と永遠に生きる、と解釈されるらしく、死を憐れむというよりも悲観に暮れず、和やかな雰囲気で式も行われました。お焼香ではなく、献花をします。たくさんの花々に囲まれたり、思い出話が行き交ったりする、葬儀の様子を見ると、祖母がいろんな場と人に慕われていたと、わかるようでした。家を出る前に娘の写真を撮りましたけど、バカ親の目線から言わせてもらうと、こんな時、幼児は天使みたいに見えます。
生前、お付き合いのあった方も、このブログを見られるかもしれないですが、ありがとうございました。